2022年クリスマス寒波襲来

今年も残りわずかとなりましたね。

皆さまにとって2022年はどんな年でしたか?

私にとっては「宅建士試験合格!」があって、努力が実った年だったと思います。来年もまた新しい事にチャレンジして行きたいと今から準備を始めております。

さて表題のテーマについて触れていきたいと思います。12月22日はなんと四国の高知県で14cm、徳島県でも10cmの積雪があったとニュースで報道されておりました。秋田に住む我々でも驚くくらいですから、現地の方はさぞかし慌てられた事と思います。普段から雪に少しでも馴染みがある地域であれば多少の雪でも対応出来ると思いますが、全く降らない地域で10cmも降れば生活も交通も大混乱になるのは想像が付きます。東京でも14cmの雪が降れば鉄道はストップ、クルマも夏タイヤであれば身動きが取れなくなりますからね。とにかく雪に不慣れな方は充分注意をして戴き、何とか無事故でこの寒波を凌いで貰いたいと願います。

ところで近年の天気予報を見ていると聞きなれない言葉がよく使われます。『JPCZ』!日本語で訳すと「日本海寒気団収束帯」と言うのだそうですが、もっと簡単な言い方をすれば「線状降雪帯」だそうです。夏の大雨が長く続く時に「線状降水帯」と言う言葉が出ますが、それと同じで降るのが雨から雪に変わったもののようです。ただこの「線状降雪帯」は発生する場所が限られています。なぜならばその原因を作っている所が朝鮮半島の長白山脈なので、その山脈の南側に位置する北陸地方がもっとも影響を受けている訳です。以前であれば北陸より東北の方が積雪量は多かったのですが、最近の予想降雪量を見るとほぼ北陸地方が一番多く表記されています。

ここで不思議なのは「なぜ北陸地方の雪が多く降るようになったのか?」です。そもそも朝鮮半島の長白山脈は最近出来た山ではないはずです。大昔からあった山脈なのになぜ近年になって『JPCZ』なる気象現象が起こるようになったのでしょうか?私が『JPCZ』と言う言葉を初めて聞いたのは2年前です。以前から有って私だけが知らなかったのかも知れませんが、たぶん多くの人も聞いた事がない言葉だと思います。『JPCZ』が起こるメカニズムを聞くと「なるほど!」と思うのですが、なぜこの現象がここ最近になって出てくるのかがよく分かりません。夏の「線状降水帯」もそうですが、昔はそんな言葉は聞いた事がありませんでした。となると、やはり異常気象との関連性が疑われると思うのですが、私がそこを掘り下げて調べたところでどうなるものではありません。

私は住宅建築を行う技術屋ですので、住宅に関するアドバイス的なお話をしたいと思います。いま全国のあちらこちらで大規模な停電に見舞われている方々が大勢いらっしゃいます。断熱性能がきちんと確保されている住宅であれば小さなエネルギーでも何とか暮らせるかと思いますが、意外や意外電気が無いとトイレで用も足せない最新の住宅もあるのです。例えばタンクレストイレ。排水に使うタンクが無いため、スッキリしてお洒落な便器なのですが、実は排水の際は電気を使って流しているんです。通常の排水は出来ませんので大量の水が別に必要となります。もちろんウォシュレット機能も使えません。
あとこの時期の停電で困るのがエコキュートです。寒いこの季節にお湯が使えないのは非常に厳しいですね。また停電が収まったとしてもエコキュートの場合、室外機と貯湯タンクの間の管が凍結している可能性が高く、直ぐにお湯を出す事が出来ない場合もあります。オール電化は便利かも知れませんが、停電時になると何も使えなくなるかもしれないと言うリスクが有ります。そういう意味で弊社ではエネルギーの一本化ではなく、分散化をお客様にご提案をさせて戴いております。

自然災害国日本ではいつどこで停電が起こるのか分かりません。私たちは大震災時のように何週間も電気が使えなくなる事も想定しておかなければならないと考えます。これから家を建てようとお考えの方は特に考えを深めて戴きたく思います。最初の選択が後々の後悔に繋がります。何が一番良い選択肢なのか是非いろいろな方々から体験談などを聞いて考えてみてください。

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