KU様邸部分リフォーム (大仙市)
KU様邸リフォーム(大仙市)
キッチンの対面式化とその他水廻りの全面改造及び玄関屋根改造工事
リフォームをするきっかけ(KU様ご夫妻【50代】)20年前に新築された建物ですが、五つの大きな問題点を抱えてご相談に来られました。
一つ目はシステムキッチンが北向きで奥様が常に居間を背にして家事をされるのが嫌で対面式に出来ないかという事と併せてLDKの全面改装。
二つ目はキッチン以外の水廻りのバリアフリー化とその部分の間取り改造。
三つ目は冬になると毎日のように玄関先に落ちてくる雪の落雪対策。
四つ目は冬場の寒さ対策。五つ目は井戸水のせいで度々故障するボイラーを何とかしたいという事。
リフォームをするに当たっての改善ポイント■小さな変更でどれだけ使いやすい間取りに変えるか
リフォームの極意は今ある構造体をどれだけ上手く利用して、使い勝手の良い間取りに変える事が出来るかだと思います。このお宅では真にそれが実践された稀なケースだと言えます。
以前からこの家に来た事がある人はおそらく不思議に思うでしょう。あまり変わったように見えないけれど、全然違うと。(これは図面を見比べないと誰にも分からないと思います。)
■落ち着いた雰囲気を壊すことなく、危険だけを取り除く
このお宅はあるハウスメーカーのモデルハウスを基に建てられました。基が寄棟の屋根なので、このお宅も屋根は寄棟です。ですから建物の四方全部に雪が落ちてきます。
当然、玄関先にもです。そこで今回のリフォームで玄関上の屋根形状を寄棟から切妻に変更して、玄関ポーチの階段部分に雪が落ちてこないようにしました。
また、寄棟だった頃の落ち着いた雰囲気を壊す事の無いように、妻壁に和風のタイルを張って違和感を出さない工夫をしました。
■最新設備機器でリフレッシュ&省エネ対策
この地域は上水道が来ない所で水は井戸水しか使えません。従って井戸水対応機種の無いボイラーでは故障が出ても仕方ありません。
そこで今回のリフォームでは新しく発売された井戸水対応型のエコキュートを設置致しました。これで不測の事態もだいぶ解消されるはずです。
トイレは節水機能付き便器で車イス対応の空間に変わりました。もちろん床の段差も無くしたバリアフリー対応です。ユニットバスも断熱保温型仕様で節水機能付きシャワーも標準装備。おまけに浴室暖房乾燥機まで付いている優れモノです。
このような部分的なリフォーム工事を行うだけでも毎日の気分が大きく変わります。
■冬の寒さ対策をどう考えるか
大手ハウスメーカーの建物なので断熱はしっかりしているのではと思いきや、床はスカスカでした。
断熱材は入ってはいましたが、薄い上に根太との間に隙間があり殆ど意味を成していない状態でした。冷気は下から来るので床の断熱がいかに重要かはプロなら解るはずなのですが、大手ハウスメーカーですら知らないとはビックリ!です。
弊社では1階床下全面にウレタンを吹付けて、まずは断熱性能を向上させました。次に1階全体の温度差を無くしながら、24時間暖かい状態が維持できるように蓄熱暖房機を設置しました。これにより冬場の寒さが解消されました。
実際のリフォーム施工事例※写真をクリックするとビフォーアフターをご覧頂けます。