OB様邸部分リフォーム (横手市)
OB様邸リフォーム(横手市) 2019.2.12
1階和室のリフレッシュ化と夫婦それぞれの部屋を創造
リフォームをするきっかけ(OB様ご夫妻【60代】)秋田市にお住いの息子さんが弊社のホームページをご覧になって連絡を戴いたのがキッカケでOB様ご夫妻様とお会いする事が出来ました。
1階の主たるスペースは7年程前に地元のハウスメーカーさんでリフォームが行われていて、弊社がお話戴いたのはその時に行わなかった部分のリフォームと毎年冬になると雪害で問題になる2ヶ所の屋根の改造でした。
OB様邸の問題点
- 居間に窓が無く、外を見る事が出来ないし、暗い。
- 和室と広縁が古民家づくりで老朽化が激しく、お客様が来ても泊められない。
- 和室の北側にある窓の無い部屋と西側の部屋をリフォームして、夫婦別々でくつろげる個室にして欲しい。お互い趣味が違うので、気を遣わず趣味を堪能したい。
- 2階北側の屋根と西側下屋の形が複雑で、毎年雪害による被害が心配。
リフォームをするに当たっての改善ポイント■窓の無い居間に太陽の光をもたらし、外の風景が見られるように。
(ビフォー)居間の南側は広縁と玄関が隣接しており、玄関と広縁は繋がった形になっていて、居間との境には前回リフォームした際に取り付けた4枚引違いのガラス戸がありました。
(アフター)玄関と広縁の堺に仕切り壁を設け、4枚引違い戸を2枚引違い戸に改造し、戸は居間と玄関との仕切り専用とし、広縁部分を居間として組み入れ南側の風景が見えるように改造しました。
■和室と広縁の素材はそのままに、民芸調スタイルの和風空間へ
和室は古民家づくりで挿し木鴨居が使われた元々は立派な部屋でした。ただ造りが古くなっただけでしたので、いくつかの工夫を凝らして仕上げてみました。
- 柱や梁といった木部は黒系で塗装し、壁は白系で統一。
- 広縁との仕切りとなる建具は再利用し、上段の障子紙はワーロン紙に、中段のガラスはポリカーボネイト板へ、下段にはシナベニヤを張り、木部は全て黒系で塗装。
- 和室の天井は全面張替えで石膏ボードを張り、その上にシナベニヤを3尺角の格子状に張って、生地仕上げで塗装。
- 広縁は必要以上に開口部が多く、かつ大き過ぎたので、適度な大きさの断熱サッシに交換。床は黒系のフローリングを張り、天井・壁には和風のクロスを。また更に統一感を持たせる為、照明器具も同柄の和風灯具を使用しました。
■趣味が異なる夫婦が気兼ねなくくつろげる個室を作り出す
和室と広縁を除いたスペースで個室2部屋と各収納をどのように作り出すか?今回のリフォームで一番大きな間取り改造工事です。
ご主人の部屋は以前窓がありませんでしたが、北側の廊下を部屋として組み入れる事で、その問題を解消。部屋も広くなり、押入・クローゼットも完備。更に趣味であるオーディオを満喫出来るよう居間との仕切り壁は遮音壁に改造。
天井にもこだわりのスピーカーが付けられるよう予め配線まで行いました。奥様の部屋は和室の東奥の洋室6帖間。趣味の読書やパソコンが出来るよう、作り付けのデスクや可動式の本棚もご用意。北側にあった廊下をウォークインクローゼットに改造し、洋服がたっぷり収納出来るようにしました。
■屋根の形状を変える事で雪害による被害を軽減
2階屋根の北側中央にぽっこりと出ていた切妻屋根。そして下屋東側の不雑な屋根形状。これらが冬になると積もった雪が変な形になって壁や窓に被害を与えてしまう。OB様にとっては、とても厄介な問題でした。
弊社が提案したのはシンプルな屋根形状への変更でした。
2階のぽっこりと出た切妻屋根は解体し、2階大屋根と一体化させて雪下ろしの要らない屋根へ。複雑な下屋も一部片流れ屋根に変更し、雪が溜まらないように変更しました。
■断熱リフォームで夏も冬も快適生活
今回、OB様邸では床・壁・天井の断熱材として現場発泡ウレタンを採用しました。
袋入りのグラスウールなどと違い隙間なく断熱材が入る為、断熱材本来の性能が発揮出来るので室内の熱損失が少なく済みます。
また弊社標準サッシであるサーモスXは樹脂サッシとほぼ同等の断熱性能を持っており、リフォーム工事でありながら新築工事にも匹敵する快適空間を作る事が出来ます。
実際のリフォーム施工事例※写真をクリックするとビフォーアフターをご覧頂けます。